No |
章題 |
ページ |
該当箇所 |
備考 |
1 |
− |
ジュリア集合 |
簡単な解説と描画用のソース紹介 |
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2 |
− |
先行書について |
先行書二冊の批評 |
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3 |
9 |
一九九五 |
数字の表記について |
|
4 |
9 |
制作 |
用語の検討 |
|
5 |
9 |
この作品には表面に現れた物語の展開の裏に何かが潜んでいる感じを受けた |
|
|
6 |
9 |
込み入った心理分析、社会論 |
||
7 |
9 |
現実的に解釈する |
||
8 |
9 |
細部にも拘り |
||
9 |
9 |
各要素全てが全体の構成の中で同等に扱われているわけではない |
||
10 |
9 |
私の判断で適宜取捨を行った |
||
11 |
10 |
映画評論の中でBGMまで考察に含めた例は知らない |
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12 |
10 |
『サウンドトラック』 |
STとBGMの一覧表 |
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13 |
10 |
バロック音楽と楽器の知識 |
音名表付き |
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14 |
10 |
それでも調性に関わる部分は少し理解し難いかと思うがご容赦願いたい |
調性一覧付き |
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15 |
10 |
バッハ(Johann Sebastian Bach 1685-1750) |
バッハの参考書紹介 |
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16 |
10 |
『スタジオジブリ絵コンテ全集10、耳をすませば』 |
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17 |
10 |
各種の資料が収録されている |
資料一覧 |
|
18 |
10 |
プレス・シート |
||
19 |
10 |
片仮名、平仮名 |
||
20 |
10 |
絵コンテと映画で科白が異なる箇所は特に断らず映画を優先した |
科白の異同一覧 |
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21 |
11 |
引用は厳密を心がけた |
||
22 |
11 |
ビデオ、DVD等 |
||
23 |
11 |
カメラワークの用語 |
用語の補足 |
|
24 |
12 |
『平成狸合戦ぽんぽこ』のラスト・シーンを紹介しよう |
||
25 |
12 |
『耳をすませば』の冒頭(C1)はこの最後の場面と完全に一致する |
||
26 |
12 |
この連続性は制作過程にもはっきり現れている。 |
||
27 |
12 |
原作の『耳をすませば』には特定の場所を伺わせるものは何一つ無い |
||
28 |
15 |
ぽんぽこ』は多摩丘陵の開発を狸たちの立場から徹底的に糾弾し尽くした |
||
29 |
15 |
宮崎の『おもひでぽろぽろ』批判 |
引用 |
|
30 |
15 |
高畑のファンタジー批判 |
引用 |
|
31 |
15 |
相当に相手を意識している |
||
32 |
16 |
カントリー・ロード |
||
33 |
16 |
"Country roads"と表記し |
原題の解釈について及び派生問題 |
|
34 |
16 |
"Country roads"と表記し |
外国語表記関連 |
|
35 |
16 |
『おもひでぽろぽろ』から引用してみよう |
|
|
36 |
16 |
タエ子の言葉に二度使われているが |
引用 |
|
37 |
16 |
この事情は『ぽんぽこ』においても全く変わらない |
||
38 |
17 |
制作者は「ふるさと」をどのようなものと考えているのだろう |
||
38a |
17 |
"Country roads"の原詩は何を詠っているだろうか |
原詩の意訳 |
|
39 |
18 |
「ふるさと」考 |
||
40 |
18 |
『故郷』 |
||
41a |
19 |
今は故郷にいない |
||
41 |
19 |
『故郷の廃家』 |
||
42 |
20 |
啄木の『一握の砂』 |
||
43 |
20 |
「上野駅」 |
||
44 |
21 |
"Country roads"が流れている間のカットを順番に並べてみよう |
絵コンテから引用 |
|
44a |
21 |
杉の宮駅 |
映画内の地名について |
|
45 |
22 |
西老人 |
命名について |
|
46 |
23 |
最初に玄関 |
||
47 |
23 |
月島家の住環境があまり芳しくないこと |
||
48 |
23 |
続いて居間 |
PADORについて |
|
49 |
23 |
朝子があまり熱心な主婦とは思えない |
||
50 |
23 |
本棚には本がぎっしりと押し込まれている |
||
51 |
24 |
両親の名前すら判らない |
||
52 |
24 |
クレジット |
単語説明 |
|
53 |
24 |
表札やらなにやらを利用して |
||
54 |
25 |
演出上の理由で無用な情報が盛り込まれていることもあり得る |
||
55 |
25 |
後の部分は引用しない |
靖也の人物紹介 |
|
56 |
25 |
靖也は多摩史を研究している |
|
|
57 |
25 |
母・朝子 |
朝子の人物紹介 |
|
58 |
26 |
卒業 |
||
59 |
27 |
四年制大学・二年制大学のどちらに通っているのかは不明 |
||
60 |
27 |
汐が主婦の立場を引き受けてくれた |
||
61 |
28 |
この連続した場面一つ |
||
62 |
28 |
朝子は顔を上げようともしない |
||
63 |
29 |
とうとう返事をしなくなった |
||
64 |
29 |
ワープロプリンターを朝子と靖也が共有していることがうまく利用されている |
二人のやりとり引用 |
|
65 |
29 |
居間にやってくる(C18) |
謎一つ |
|
66 |
29 |
「しずくも柏崎へいけばよかったのに…」 |
柏崎について |
|
67 |
30 |
雫の無愛想も気にしないのだ |
||
68 |
30 |
雫はようやく顔を上げて |
||
69 |
32 |
偶然起きた出来事ではない |
||
70 |
32 |
カードには単に見知らぬ名前が羅列してあるに過ぎず |
||
70a |
32 |
雫は部屋に戻る |
||
71 |
32 |
原作が「県立図書館」なのでそれに引きずられたのだろう |
雫の住所 |
|
72 |
33 |
『劇場パンフレット』の人物紹介 |
汐の人物紹介 |
|
73 |
33 |
「鉱石」 |
|
|
74 |
34 |
「指輪物語」 |
解説 |
|
75 |
37 |
雫の家庭状況はあまり芳しくないが、雫はたとえ夕子でも適度な距離を保っていたいので積極的には話題にしていない |
||
76 |
38 |
雫には自分の精神世界を共有する仲間が誰一人いない |
||
77 |
38 |
精神的に孤独を抱えている空想家の自己防衛措置だ |
||
78 |
40 |
私が気が付いたカレンダー |
||
79 |
40 |
かなり風変わりなカレンダーである |
||
80 |
41 |
一九九四年九月〜一二月 |
||
81 |
42 |
(一)(二)を同系統とみなすと七月に該当する |
||
82 |
43 |
九月第一日〜第三日は確実に連続している |
||
83 |
43 |
この間の連続性が曖昧 |
||
84 |
44 |
よってこの日は二四日(月)と決まる |
||
85 |
44 |
絵コンテでは二二日(土)になっているがこれではAと矛盾する |
||
86 |
44 |
マルがしてある一二日(土)はもちろん聖司の帰国予定日 |
||
87 |
44 |
夏時間 |
||
88 |
44 |
往路が一日、復路が二日かかる |
||
89 |
45 |
第二日と第三日も連続している |
||
90 |
46 |
貸出期間 |
貸出カードの内容一覧 |
|
91 |
46 |
貸出日付が誤記だと認めた方がよい |
||
92 |
46 |
三冊とも一五日以降に借りたものと考えて良い |
||
93 |
46 |
いくら雫でも四日で三冊はきついだろう |
||
94 |
46 |
どちらをとっても第二日が休日の土日にからんでしまう |
||
95 |
47 |
このカレンダーは八月中に登場する唯一の妥当なカレンダー |
||
96 |
49 |
奥の棚の中央に置いてあるのがそうだろう |
||
97 |
50 |
雫の科白の()の中は絵コンテによる |
||
98 |
50 |
胴に"HAVE A NICE DAY"と書かれている |
||
99 |
50 |
ここは四小節毎に調性が降下していく |
||
100 |
51 |
塀犬 |
||
101 |
51 |
どなたかうまい図を描いて頂けないだろうか |
通学路問題 |
|
102 |
51 |
軟式野球部と軟式テニス部 |
|
|
103 |
52 |
"Fairy Tales" |
雫と学校図書館 |
|
104 |
53 |
思春期の女の子にとってソバカスは重大事なのだ |
||
105 |
53 |
怒りの原因は別のところにありそうだ |
||
106 |
53 |
時間に余裕を持った行動をとっていない |
||
107 |
54 |
第一稿全文 |
第一稿英文訳紹介 |
|
108 |
54 |
ふるさとへつづく道 |
||
109 |
54 |
BCは原詩のほぼ直訳である |
||
110 |
55 |
車を気にせずには歩くことも出来ない道 |
|
|
111 |
55 |
"home to the place I belong" |
|
|
112 |
55 |
絵コンテに『車を動かす』指示が何回出てきたか数える気もしないくらいだ |
車に関する指示一覧 |
|
113 |
56 |
夕子が雫にチラッと目線を送るところ |
|
|
114 |
56 |
夕子は内心『イマイチ』と感じ |
||
115 |
56 |
"Country roads"第二稿 |
英文訳紹介と補足 |
|
116 |
57 |
パロディ |
用語説明 |
|
117 |
57 |
歌の旋律はたいした出来ではない |
||
118 |
60 |
杉村の登場 |
||
119 |
62 |
「らあめん明明」のある通り |
||
120 |
63 |
いよいよ雫が初めて聖司と出会う場面になる |
聖司の人物紹介と絵コンテの引用 |
|
121 |
64 |
事前情報によってある一定方向に関心が向くようにし向けられているので注意が必要だ |
事前情報関連の補足 |
|
122 |
64 |
夕子と別れ(C105) |
||
123 |
64 |
聖司を映す一連のカットはすべて雫の目線 |
||
124 |
67 |
本には第一稿も挟んであったはずだ |
第一稿の行方追跡 |
|
125 |
68 |
このように雫の怒りが鎮まるのは本自体より蔵書印の効果のほうが大きいのだ |
蔵書印の考察 |
|
126 |
68 |
時間の経過を風景で描写し |
時間経過の演出について。通学路問題。色指定について。 |
|
127 |
68 |
「昼めしのあと」 |
||
128 |
69 |
手に洗濯物と着替えを持って出て来る |
||
129 |
70 |
どういうふうにしたのか台所の壁にカメラを置いて雫を映している |
カメラの位置について |
|
130 |
70 |
テレビの古さ |
||
131 |
70 |
ファミコンゲーム類 |
||
132 |
71 |
月島家のベランダは映される度にファンが付いたり消えたりと目まぐるしい |
ベランダのカット一覧 |
|
133 |
71 |
絵コンテの変更はあちこちにある |
絵コンテの変更箇所一覧 |
|
134 |
71 |
この場面は変更が推測出来る |
追加説明 |
|
135 |
72 |
もっとも家族らしい情景なのにそこには雫がいない |
|
|
136 |
73 |
三人の会話 |
会話の引用 |
|
137 |
73 |
極端な夜更かしは難しかったかもしれない |
||
138 |
74 |
洗濯はもう一回あるらしい |
||
139 |
74 |
図書館に行くついでに父の弁当を頼まれた |
新聞記事紹介 |
|
140 |
75 |
汐が郵便の投函を頼むシーン |
絵コンテの引用 |
|
141 |
75 |
JR |
英字使用批判 |
|
142 |
76 |
観客の心理の裏をさり気なく突いている。 |
暗示的な演出について |
|
143 |
79 |
耳をすませば』で初めて風が吹いた |
||
144 |
80 |
洋風木造建築 |
||
145 |
81 |
木馬 |
||
146 |
81 |
チェスト |
単語解説 |
|
147 |
81 |
ポジティーフ・オルガン |
単語解説 |
|
148 |
81 |
ガレー式帆船 |
単語解説 |
|
149 |
81 |
タペストリー |
単語解説 |
|
150 |
81 |
プサルテリウム |
単語解説 |
|
151 |
81 |
リチェルカーレ |
単語解説 |
|
152 |
82 |
雫の方に目線を向けない |
絵コンテ引用 |
|
153 |
83 |
ついに時計の登場となる。 |
|
|
154 |
84 |
フィグーラ(Figura) |
単語解説 |
|
155 |
84 |
「哀しみ」のフィグーラ |
単語解説 |
|
156 |
84 |
『ロ短調ミサ』(BWV232) |
歌詞引用あり |
|
157 |
84 |
『カンタータ第一二番』 |
歌詞引用あり |
|
158 |
89 |
「コンクリートロード」と歌いながら行ってしまう |
聖司が歌う歌詞について |
|
159 |
89 |
洞穴で宝物をみつけたかんじだったの |
||
160 |
92 |
雨雲が出てくるので次のカットの雨に繋げる演出は判る |
||
160a |
93 |
「心が動くと風が吹く」 |
風のついてのまとめ |
|
161 |
96 |
C58と同じ崖上の通りに出る階段付近で夕子と合流し |
||
162 |
97 |
保健室やパソコン室などの特別教室 |
||
163 |
97 |
校内の休み明け試験と抱き合わせにしているのだろうか |
||
164 |
98 |
三年五組は五列で、雫は中央列になる |
||
165 |
99 |
夕子の様子を中心に見てみよう |
||
166 |
100 |
テストの採点でもしていただろうから最も好都合だ |
||
167 |
102 |
渡り廊下にて |
『赤毛のアン』との比較 |
|
168 |
103 |
昼食中の高坂先生と仲良し四人組 |
|
|
169 |
105 |
"Country roads"の訳詩第三稿 |
第三稿英文訳 |
|
170 |
107 |
絹代が「ここいいな」と言って読み上げる二節は第四稿には存在しない |
第三稿第四稿の存在根拠 |
|
171 |
108 |
具体的な内容を何一つ込めていない |
||
172 |
109 |
雫には聖司の記憶が蘇ったはずだ |
||
173 |
109 |
この場所は雫にとって三つの重要なものが表された象徴的な場所だったのだ |
||
174 |
113 |
悲嘆にくれる夕子に対して雫は冷静に対処する |
||
174a |
114 |
国語テスト |
テストの内容について |
|
175 |
121 |
日が傾いてきた |
時間経過の演出について |
|
175a |
121 |
朝子が帰ってきてなにやら隣のおばさんと立ち話をしている |
|
|
176 |
121 |
久々に電車に乗る |
撮影処理解説 |
|
177 |
122 |
いまや雫にとってただ一つの願いは地球屋に迎えられることだけだ |
|
|
178 |
126 |
旋律は「丘の上」と同じでこれが三度目の登場となる |
両曲の比較 |
|
179 |
131 |
同じ音型を使っている |
『もののけ姫』のBGMに関する一考察 |
|
180 |
131 |
ヴァイオリンの型枠 |
プレートの内容について |
|
181 |
131 |
ヴァイオリン |
片仮名表記について |
|
182 |
131 |
ニスを乾燥させるため、四丁のヴァイオリンが吊されている |
乾燥作業について |
|
183 |
132 |
ST9「エンゲルス・ツィマー(天使の部屋)」が始まる |
|
|
184 |
132 |
オルゲルプンクト |
用語説明 |
|
185 |
134 |
少しはいいヤツかと思ったけど、やっぱヤナヤツ |
|
|
186 |
135 |
エンゲルス・ツィマー、天使の部屋っていうんだ |
ドイツ語の名詞について |
|
187 |
136 |
テーブルの上や正面の棚にやすり、のみ、キャリパー(板の厚みを計る道具)などが見える |
||
188 |
137 |
ネック(首)の完成を目指した |
||
189 |
138 |
グァルネリ |
人物紹介 |
|
190 |
138 |
バロック・ヴァイオリン |
楽器製作者紹介など |
|
191 |
139 |
逆に聖司に押し切られてしまった |
絵コンテ引用 |
|
192 |
140 |
セッション版"Country roads" |
|
|
193 |
140 |
具体的な説明はない |
小西賢一紹介 |
|
194 |
141 |
原画を描いた才田俊治 |
||
195 |
141 |
楽器の写真が掲載されている |
楽器店紹介など |
|
196 |
141 |
ヴァイオリン(Violin, Geige) |
楽器の表記解説 |
|
197 |
141 |
ヴィオラ・ダ・ガンバ |
絵コンテとの相違について |
|
198 |
141 |
大きさはソプラノ・アルト・テノール・バスの四種 |
||
199 |
141 |
楽器自体も彼の自作かもしれない |
||
200 |
142 |
『カンタータ一九八番』 |
楽曲解説 |
|
201 |
142 |
弦は最高音のみ単弦で他は二弦 |
リュートの解説補足 |
|
202 |
142 |
ここで使用されているのは六コースである |
リュートの解説補足 |
|
203 |
143 |
七孔(左手四孔、右手三孔) |
コルネットの解説補足 |
|
204 |
143 |
画面で見ると右端に当てているのが判るはずだ |
コルネットの解説補足 |
|
205 |
143 |
学校でもよく使われているので知名度は高い |
リコーダーの種類など |
|
206 |
143 |
テレマン |
|
|
207 |
143 |
『無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番 BWV1001』第一楽章の冒頭 |
アニメのクラシック音楽利用の例 |
|
208 |
144 |
バッハの無伴奏ヴァイオリン曲 |
無伴奏ヴァイオリン曲の紹介 |
|
209 |
144 |
"Sei Solo a Violino senza Basso accompagnato" |
日本語訳 |
|
210 |
144 |
『シャコンヌ』 |
楽曲解説 |
|
211 |
144 |
絵コンテ段階でもそのあとにも非常に細かい演出が施されている |
||
212 |
144 |
細心の注意を払って見なければならない |
||
213 |
145 |
既にリコーダーとコルネットが用意されている |
||
214 |
147 |
『即興では絶対に演奏不可能』 |
||
215 |
147 |
西老人の人物紹介 |
||
216 |
148 |
この演奏が即興ではない証拠 |
補足説明 |
|
217 |
148 |
ト長調の方がはるかに弾きやすいし、よく響く |
補足説明 |
|
218 |
148 |
リコーダーとコルネットの参加 |
||
219 |
148 |
南がなぜかしっかりリコーダーとコルネットを用意していること |
||
220 |
149 |
即興演奏の基本はあくまで独奏 |
||
221 |
149 |
西老人の発言は漠然としているから参考にならない |
追加考察 |
|
222 |
150 |
この男性四人が事前に"Country roads"の編曲をする条件は十分に整っている |
||
223 |
151 |
そこで後半は三老人も参加した大がかりなセッションになったのだ |
||
224 |
152 |
最大の難関は雫だ |
||
225 |
152 |
訳詩の二番に当たる部分が存在しない |
||
226 |
153 |
同じ事を繰り返しても良いのだ |
||
227 |
154 |
第三稿に二番はなかったのだろうか |
||
228 |
154 |
見たことも聞いたこともない楽器ばかり |
||
229 |
155 |
創造する行為がなかった |
||
230 |
156 |
「地球屋とその住人」これが雫が獲得した「ふるさと」だったのだ |
||
231 |
156 |
"Country roads"第四稿 |
英文訳紹介 |
|
232 |
157 |
現実世界をひとまずかっこに入れ、自分の世界を堅く守る |
||
233 |
157 |
ここには雫の世界崩壊が端的に表現されているのだ |
||
234 |
158 |
改稿の原因となった出来事は九月五日の間に起きたはずだ |
||
235 |
159 |
異常なまでに勉強に熱中し、 |
||
236 |
159 |
たった一晩で完全に立て直しを終えるのは不可能だ |
||
237 |
161 |
以下、口げんかが続くが少し省略する |
省略部分引用 |
|
238 |
163 |
聖司に惹かれる意識は生まれていた |
|
|
239 |
166 |
映画では触れていない |
雫は作家志望か |
|
240 |
168 |
聖司の希望はあながち無謀とは言えない |
楽器職人の修業について |
|
241 |
169 |
特にドイツは職人(親方がマイスター)の伝統が強固なお国柄だ |
ニュルンベルクのマイスタージンガー紹介 |
|
242 |
169 |
伝統職人の世界が死に瀕している |
||
243 |
169 |
現実を回避して期間延長を図っている |
||
244 |
171 |
確定的な答えは出せないが試案を二つほど挙げておこう |
||
245 |
171 |
イエスの生誕物語 |
補足解説 |
|
246 |
172 |
文語訳聖書 |
日本語訳聖書について |
|
247 |
172 |
この曲の旋律はST1「丘の上」の序奏の動機から作られている |
追加説明 |
|
248 |
172 |
オルガンが登場する意味 |
||
249 |
175 |
これは中間考査に出る |
黒板に描いてある問題 |
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250 |
175 |
モブシーン |
用語解説 |
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251 |
176 |
西老人に話すのは放課後に決まっている |
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252 |
178 |
少し言い訳めいた言い方になっただけと解釈しておこう |
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253 |
178 |
雫に何もかも伝えて自分の喜びを分かち合ってもらいたい気持ちで一杯なのだ |
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254 |
178 |
じいちゃんの友達 |
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255 |
180 |
五歳、又は一〇歳の時に取得していたとすれば、 |
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256 |
180 |
息子を中卒止まりにする |
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257 |
183 |
雫が事態をこんなに深刻に捉えているとは |
||
258 |
184 |
雫に風、大いに吹く |
||
259 |
185 |
調性はヘ長調に転調する |
BACHの音型と楽曲紹介 |
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260 |
185 |
調象徴(Tonal allegory)の技法 |
追加説明 |
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261 |
185 |
和声進行が同一 |
和声変奏の解説 |
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262 |
186 |
分析がほとんど聖司にも当てはまる |
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263 |
188 |
こうして貸出カードへの書き込み作業は夏休みの初め頃から集中的に実行された |
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264 |
192 |
自転車をどこに置いていたのかは残念ながら判らない |
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265 |
194 |
『この時計と同じくらい深い感動を雫に与えられる作品を作れる職人になりたい』 |
||
266 |
195 |
時計は地球屋の中で時を刻み続けていた |
||
267 |
196 |
その夜の内に父親が聖司のイタリア行きを承諾した。 |
三者面談の内容について |
|
268 |
196 |
だからこそ聖司は一刻も早く雫にこのことを伝えなければならなかったのだ |
||
269 |
198 |
夕子と父親のけんかの原因は分かりやすい |
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270 |
199 |
「二ヶ月で帰ってきても卒業したらすぐもどって一〇年位はむこうで修業するんだって」 |
雫の情報源について |
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271 |
203 |
中間考査にどれほどの価値があろうか |
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272 |
204 |
「勇敢なるスコットランド人」 |
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273 |
205 |
文章の雰囲気からもファンタジーと想像される |
文章引用 |
|
274 |
205 |
もう深夜だ |
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275 |
206 |
雲母片岩 |
緑柱石の解説 |
|
276 |
207 |
他書に譲る |
|
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277 |
208 |
マーラー(Gustav Mahler 1860-1911)を彷彿とさせる |
人物紹介 |
|
278 |
208 |
ラピスラズリ |
語源の考察 |
|
279 |
209 |
図書館への階段を勢いよく駆け下りる雫 |
科白引用 |
|
280 |
210 |
ポーランドのヤゲロー朝やドイツ騎士団、又はハンガリーあたり |
用語解説 |
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281 |
211 |
歯応えがありすぎたようだ |
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282 |
211 |
「牢獄でバイオリンを作る職人」 |
この本の内容についての考察、解題。ヴァイオリン製作者の解説。 |
|
283 |
213 |
ST17「カノン」 |
カノンの解説 |
|
284 |
213 |
"Himmelskönig, sei willkommen" |
楽曲と歌詞の紹介 |
|
285 |
214 |
八小節単位の五つの部分で出来ており、 |
一覧表 |
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286 |
217 |
「わ、判りません、きいてませんでした」と答える |
||
287 |
219 |
貧乏揺すりをする |
||
288 |
219 |
中間考査後に保護者面談がある |
||
289 |
220 |
話を聞いた瞬間、朝子が虚を衝かれた顔をする |
||
290 |
221 |
一〇〇番もおっことしてるじゃない |
||
291 |
224 |
自己絶対化 |
||
292 |
226 |
初めに朝子がいなかったのは偶然 |
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292a |
226 |
汐のいったとおりだよ |
科白の異同問題 |
|
293 |
227 |
実際、汐は一瞬不満そうに何か言おうとする |
||
294 |
230 |
第二部が始まってから問題になったこと |
||
295 |
231 |
朝子はC878の靖也の言葉でその時のことを思い出したに違いない |
詳しい補足 |
|
296 |
233 |
汐の引っ越しもまた反乱である |
||
297 |
234 |
確実に貸出の更新を続けている |
||
298 |
235 |
二人はまさに団塊の世代、「七〇年安保」世代なのだ |
||
299 |
236 |
東京教育大学 |
||
300 |
236 |
「あさま山荘」事件 |
||
301 |
237 |
朝子が学生闘争に加わっていたとしても何ら不思議ではない |
||
302 |
237 |
何故第二の学生生活を送る決心をしたか |
||
303 |
239 |
BGM |
||
304 |
242 |
時間の経過は風景で表現される |
時間経過の演出 |
|
305 |
245 |
「追憶」 |
使用楽器の説明 |
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306 |
245 |
「マタイ受難曲」(BWV244)の第四九曲のソプラノのアリア、「愛の御心から」 |
||
307 |
247 |
当時の就学年齢 |
||
308 |
247 |
国家総動員法 |
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309 |
247 |
留学は六月に終わるから八月頃日本に着いた |
西老人の帰国ルートは? |
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310 |
248 |
ここまでの年表を作成する |
詳細年表 |
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311 |
248 |
西老人が乗っている列車のプレート |
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|
312 |
248 |
Auschwitz=Oswiecim |
アウシュヴィッツについて |
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313 |
249 |
イタリアへ行くのに通過する地点 |
|
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314 |
249 |
男爵の名前だ |
名前の表記について。爵位解説 |
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315 |
250 |
Sickingenは地名である |
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316 |
250 |
西部戦線、東部戦線 |
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317 |
250 |
当時の日本とドイツは同盟国 |
||
318 |
250 |
ドイツ人女性と付き合うとなれば別だ |
ルイーゼの補足 |
|
319 |
250 |
ヒトラーを総統とするナチス政権 |
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320 |
250 |
断種法を実施 |
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321 |
251 |
SS |
||
322 |
251 |
当時のドイツ人女性と日本人男性の結婚問題を扱った資料に出会っていないので推測に頼る他ない。 |
「我が闘争」の引用 |
|
323 |
251 |
西老人がルイーゼをドイツに残した場合、二度と会えなくなる可能性が高いのだ |
||
324 |
251 |
サンフランシスコ条約 |
||
325 |
251 |
行方がつかめなかった |
||
326 |
251 |
みすみす人形の為にルイーゼを失った |
||
327 |
252 |
心をルイーゼに残したまま、結婚を急いだ理由は不明である |
||
328 |
252 |
妻が存命中からとは思えない |
||
329 |
254 |
胸部の左側 |
左右の表現について |
|
330 |
254 |
『紅の豚』 |
||
331 |
254 |
西老人には何らかの確信があったのかもしれない |
||
332 |
256 |
一階でありながら、同時にそのまま「地下」でもある |
||
333 |
257 |
映画の中の地球屋にはいくつもの時計が置かれている |
||
334 |
258 |
動いている時計はただの一つもない |
||
335 |
259 |
時計と地球屋があらゆる意味で見事な対応を示している |
||
336 |
259 |
フラクタル図形のように自己相似的な入れ子型の二重構造を持って存在してい る |
||
337 |
259 |
この時計は動いた |
||
338 |
261 |
雫の言葉と映像は男爵と「かなしみ」を結びつけていた |
映像の視線について |
|
339 |
262 |
映画の中で「ルイーゼ」に言及されるのはたった二回だ |
||
340 |
263 |
九月六日に時計が姿を消すのは必然なのである |
||
341 |
263 |
少々穏当ではない |
||
342 |
263 |
男爵を入り口に向けて置いた |
||
343 |
263 |
『雫=ルイーゼ』という解答は疑いようがない事実 |
||
344 |
266 |
物語の世界そのもの |
||
345 |
267 |
実数解を求めるために虚数を必要とするときがある |
||
346 |
272 |
朝靄の中の向原団地近辺 |
時間経過の演出 |
|
347 |
272 |
『アレッそのままねちゃった』という仕草 |
||
348 |
274 |
愛車に乗った近藤氏が特別出演し |
||
349 |
275 |
着いていく方は大変だ |
||
350 |
275 |
BGMのまとめ |
CD紹介 |
|
351 |
275 |
BGMについて |
||
352 |
277 |
ちょっとびっくりする |
||
353 |
278 |
ケロリといってのける |
||
354 |
278 |
『真夏の夜の夢』 |
||
355 |
278 |
『シンデレラ』 |
||
356 |
279 |
エンディング |
||
357 |
280 |
ガンバは遂に登場しない |
||
358 |
281 |
これがこの映画の主人公月島雫の限界なのだ |
雫の故郷に関する補足 |
|
359 |
282 |
「街」の風景として書き込んだものは「丘をまく坂の道」ただ一つにすぎない |
|
|
360 |
282 |
カントリー・ロード |
第四稿の内容について |
|
361 |
283 |
最終章 |
||
362 |
285 |
どこにも存在しない仮想空間の構築物 |
||
363 |
286 |
実際の町並みは無個性的でそれこそどこにでもある日本の新興住宅地に過ぎない |
宮崎の文章引用 |
|
364 |
286 |
アニメーションの描く現実的な風景が実際よりも美しいものになることは高畑も認めている |
高畑の文章引用 |
|
365 |
287 |
「60年代頃の東映動画が日本アニメーションにもたらしたもの」 |
引用文についての補足説明 |
|
366 |
288 |
これは私が抽出した『雫=ルイーゼ』の如きものではない。 |
||
367 |
289 |
分析が甘くなってしまう |
||
368 |
290 |
基本的人権に抵触するような虚構はあまり穏当ではない |
貸出カード問題についての引用と補足 |
|
369 |
290 |
他のジブリ作品に見られる『虚構の明白さ』 |
|
|
370 |
290 |
虚構の扱いも虚構の性質も完全に異質なものである |
虚構に関する考察 |
|
371 |
290 |
制作者が虚構に関して無自覚な場合 |
||
372 |
290 |
故意犯 |
||
373 |
291 |
私は制作者の誠実さを信じているのでこのケースは除外したい。 |
||
374 |
291 |
二重の仕掛けを施した |
虚構と原作の関連 |
|
375 |
292 |
発表当時の批評もほぼこの線に沿ってなされている |
||
376 |
292 |
制作者は虚構について何ら気を遣う必要がない。 |
||
377 |
293 |
『おもひでぽろぽろ』が最も近い |
||
378 |
294 |
もう一つ大きなメタレベルの物語に組み込む |
||
379 |
297 |
雫には西老人の半生を知り得ない |
||
380 |
298 |
二人の内のどちらかが小作者の場合、お互いが必ず存在する |
||
381 |
299 |
それ以外は何らかの形で知ることが出来る |
||
382 |
299 |
中学生がPHSを持っていない |
中学校情報の補足 |
|
383 |
300 |
西老人は雫に工房から届いた手紙すら見せていない |
||
384 |
300 |
およそあり得ない事態が現にある |
||
385 |
301 |
映画『耳をすませば』の小作者は西老人である |
||
386 |
302 |
一旦西老人の視点で構成され、その上で雫の視点に置き換えられている |
||
387 |
302 |
この場面を構成出来るのは大作者を除いては西老人以外いないのだ |
||
388 |
302 |
西老人が特権的な立場にあることが伺われる |
||
389 |
303 |
地球屋の二階の調度品はルイーゼの趣味を反映している |
||
390 |
304 |
西老人が地球屋のバルコニーから風景を眺めるカット |
||
391 |
305 |
雫に再び出番が回ってきたのは九月五日だった。 |
西老人が知りうる情報 |
|
392 |
305 |
雫と聖司は孤独な中で努力と苦労をしなければならない |
||
393 |
306 |
西老人とルイーゼが果たせなかった夢を実現させること |
||
394 |
306 |
この重要な四つの場面全てに西老人が立ち会っている |
||
395 |
307 |
自分の青春に痛恨の悔いを残すおじさん達の、若い人々への一種の挑発 |
||
396 |
307 |
当人達の名前がない |
||
397 |
307 |
『劇場パンフレット』の作成に西老人は関与した形跡がない |
||
398 |
309 |
『劇場パンフレット』ではとうとう本体から排除されてしまったのだ |
||
399 |
309 |
欧文タイトルが公表されたもの |
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400 |
309 |
英文タイトルは大作者のものではない |
||
401 |
311 |
アッシジ(Assisi)、ウルビーノ(Urbino)などを想定しているのだろう |
||
402 |
311 |
ドイツによく見られる都市景観 |
||
403 |
311 |
ヴュルツブルク(Würzburg)がその代表的な都市である |
第四稿の追加考察 |
|
404 |
311 |
ザルツブルク(Salzburg) |
||
405 |
316 |
「源氏物語」や「古事記」の研究書で学んだ方法を応用した |
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406 |
316 |
「テキスト」として捉えれば同じことである |
テキストについて |
|
407 |
316 |
議論の妥当性 |
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408 |
316 |
『耳をすませば』はスタジオジブリの作品群の中では比較的論ぜられることが少ない |
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409 |
317 |
作品全体を整合性をもって解釈しうる |
||
410 |
317 |
本論は私が探偵役を受け持った解決編 |
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411 |
− |
ヴュルツブルク |
||
412 |
− |
− |